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2022.05.02

手術件数(令和3年5月1日~令和4年4月30日)

 しばおかデンタルクリニックでは1年に1度、特に外科的な対応を行った症例に対し統計を取っておりますので報告します。

CTの撮影:35件 病理検査:16件 (歯ぎしり・顎関節症用)マウスピース:56件 往診:10件 漢方治療:10件 化学療法前歯科治療:6件

深い親知らず(水平埋伏智歯)の抜歯:25件(うち4本同時抜歯3例、3本同時抜歯3例、2本同時抜歯11例含む)

やや深い親知らず(半埋伏智歯)の抜歯:6件    

普通に生えている歯の抜歯:107件

インプラント埋入:14本

膿のふくろ(嚢胞)の摘出:10件

根の先の除去(歯根端切除):19件

顎骨腫瘍摘出:1件

歯の自家移植:4件

炎症の消炎目的の切開:14件

外傷処置:2件

静脈内鎮静法:5件

その他の手術(下顎骨隆起整形術:1例 唾石摘出:3件 上顎正中過剰埋伏歯抜歯:3件 上顎深部埋伏歯抜歯:1件 インプラント周囲炎:1件)

2021.10.06

季節の移り変わりは体調管理をしっかりしましょう

 みなさん、こんにちは。

最近朝晩はめっきり冷えるようになってきました。ただ、日中は秋とは言えないような気温で、30度を超えることもあるようです。

このように寒暖の差が激しい時は体調を崩しがちになってしまいます。

そのせいか、親知らずをはじめもともと何度か痛くなった場所が痛む・腫れる、口内炎がよくできる/たくさんできる、顎が痛い/口が開かないといった症状の患者さんが増えてきました。

まずは体調管理をしっかりすることが大切ですが、我慢をしていても治らない場合が多いですので、ご用命頂ければ嬉しいです。救急対応は適時行っております。予約の患者さんがいらっしゃいますので、お待ち頂くことが多いですが、できる限り受け入れていこうと思っていますので、よろしくお願いします。

なお、来週月曜、10月11日は通常なら祝日ですが、五輪の関係で平日になっております。当院も通常通り診療を行っておりますので、よろしくお願いします。

ではくれぐれも体調にお気をつけてお過ごしください!

2021.06.03

手術件数(開院~令和3年4月30日)

 しばおかデンタルクリニックは令和3年5月で1周年を迎えております。

1年を経過したので、振り返りのため、治療の統計を取ったので、報告します。

CTの撮影:25件 病理検査:8件

深い親知らず(水平埋伏智歯)の抜歯:48件

やや難しい親知らず(半埋伏智歯)の抜歯:17件

普通に生えている歯の抜歯:120件

インプラント埋入(全顎症例も含め):24本

膿のふくろ(嚢胞)の摘出:10件

根の先の除去(歯根端切除):7件

顎骨腫瘍摘出:2件

歯の移植:6件

炎症の消炎目的の切開:14件

外傷処置:3件

その他(頬腫瘍・静脈内鎮静法):各1件

ホームホワイトニング:5件

以上です。

2021.02.04

歯科治療は不要不急か(当院の考え)

 皆さんこんにちは。

暦の上では立春を超えましたが、まだまだ寒いですね。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですのでご注意ください。院長は花粉症持ちですので、これから5月にかけては鼻水・くしゃみ・セキ・目のかゆみに悩まされるようになります。少々お見苦しいこともあるかもしれませんが、なにとぞご容赦ください。

さて、ここ兵庫県だけでなく全国の都府県の複数でコロナによる緊急事態宣言が延長されています。よく患者さんから「歯科治療は不要不急に当たるのでは?」と質問されます。身も蓋も無いことを言ってしまうと、その人が思えば緊急にもなれば不要不急にもなると思いますが、受診をする一つの基準をお示ししますので、歯科医院を受診するかどうかの判断のご一助にしてください。

①痛みや腫れなどで日常生活が送れない

コロナに限らず感染症で非常に重要なのが、免疫力を増強することが大切です。良く寝、良く食べ、良く休む事が出来なければ免疫力低下につながり、感染症に掛かるリスクが増大します。

②良く噛むことができない

これも良く食べるためには重要です。特にキーポイントになるようなかぶせが取れただけでたちまち食べれなくなるような方、特にご高齢の方は意外に多くいらっしゃいます。またアゴの痛みなども早期に対応しないと、食事だけでなく継続したアゴの痛みや変形につながる可能性があります。さらに言うと介護されている方などはかぶせや入れ歯の不調和で体重が減少していたりするようなら受診や訪問診療のタイミングかもしれません。

③口の中に中等度以上の歯周病がある、複数のむし歯がある

感染症はなにもコロナに限ったものではありません。インフルエンザなどの他のウイルス、肺炎球菌など細菌でも感染リスクがあります。口の中の細菌数や細菌の種類が多い場合には細菌性の肺炎など、コロナでない致命的な疾患をもたらす場合があります。細菌数を減少させるため、セルフケア(デンタルフロス、歯間ブラシ、歯ブラシ、うがい薬)含め、歯科治療が必要な場合があります。

④その他

数か月に1度の定期健診などは不要不急と思われる場合があるかもしれません。ただ、歯周病は糖尿病や脳梗塞・心筋梗塞など脳心血管系疾患、認知症に至るまで負の影響をもたらす疾患です。コロナは即効性に影響があるかもしれません。ただ、遅効性に影響のある疾患を放置する理由になるかは判断に分かれるところです。

以上です。最近では変異株の感染例が出てきたり、腸管経由での感染の可能性が指摘されています。腸管経由、つまり食品からの感染の可能性も含めると、外出せずインターネットで食品を購入しているような人でも感染するリスクがあるのかもしれません。外に出て、他人と触れ合う時点でリスクはついて回ります。重要なのはリスクを減らし、かつリスクがあってもベネフィット(利益)が得られるのであればリスクとベネフィットで両天秤にかけて自分にとってより良い方を取ることが重要だと思います。

また、かかりつけ歯科医院そのものがどれくらい感染対策をしているかも重要なポイントになると思います。消毒はなされているか、滅菌の状況はどうなのか、スタッフさんや歯科医師の感染に対する動作や注意はどうなのか、みなさんの厳しい目でしっかり観察してもらうのも、ご自身の身を守ることにつながると思います。

長々と書いてまいりましたが、みなさんのニューノーマルな生き方への道しるべになれば幸いです。

2021.01.18

阪神淡路大震災から26年、不断の準備が大切です。

 1月の仕事始めからずいぶん経ってしまいました。しばおかデンタルクリニックはおかげ様で仕事始めから通常通り診療が始まっています。仕事始めからご予約の方や初診の方も多くご来院頂きありがとうございます。引き続き皆さんに頼りにされる歯科医院であるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨日で阪神淡路大震災から26年目となります。震災そのものの被害は遭わなかったものの、子供のころに遊びに行ったアーケード街やデパートなど街並みが一変していたのを目の当たりにし、非常にショックであったことを覚えています。

それから6年後、神戸の総合病院で研修医をしていたのですが、街並みはある程度復興してきてはいましたが、空き地があちこちに残り、震災による心の傷をもった患者さんが多くお越しになっていたのを覚えています。いまではすっかりきれいな街並みになり、震災を思い出すのはHAT神戸にある震災記念館くらいではないでしょうか。

今回のコロナもそうですが、このような大きな出来事が起きた際は、後になって表向きは元通りになったとしても後々まで影響が残っていくものだということを理解し、元通りになることを目標にするのではなく新しい目標設定をしていくのが大切なのでは、と思います。

同時に何か起きてから慌てて弥縫策で取り繕うのではなく、最初から何かが起きた際にはどのように対応すべきか考えておくことが大切だと思います。コロナ前にSDGs(持続可能な社会)が猫も杓子も合言葉のようになっていましたが、本来はコロナのような一大事に示すべき考え方ではないでしょうか。

震災について取り留めなく書いてみましたが、詰まる話、どんな時も食事ができることが大切です。震災のようなときはよく噛めるように、そして口の中をきれいに保つように口腔ケアを行う事が大事になってきます。その時のため、いち口腔外科医としてだけでなく、口を通して健康を守る医療者として準備をしておこうと考えております。